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■お釈迦様は、この世で悟りを開いた最初の人物は自分ではなく、先人がいて、自分はその跡を歩んだ一人であるとされました。 |
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悟りを開いた人たちは、お釈迦様が現れる以前の時代に3人、同じ時期に3人、計6人いたとされています。
上段の3人が過去荘厳劫かこしょうごんこうと言う遠い昔にいた仏様で、下段の3人が現在賢劫げんざいげんごうというお釈迦様と同じ時期にいた仏様です。 過去荘厳劫も現在賢劫もとても長い時間です。 未来星宿劫みらいしょうしゅくごうという時期もあります。 過去荘厳劫、現在賢劫、未来星宿劫、いずれも同じようなことの繰り返しですが、時期が多少異なります。四季で例えるならば、去年の夏、今年の夏、来年の夏、と言ったところです。 さて、この6人とお釈迦様はすでに亡くなっているので、まとめて過去七仏と呼んでいます。仏像の光背に七つの仏様が配置されているデザインがありますが、これはこの過去七仏を表しています。
七人の仏様の寿命について書かれた部分です。
みんなとても長生きです。 お手本となるような人は、無限に近い過去までずっと遡れるし、その逆に善い教えは未来に向かってずっと語り継がれていく事を表しています。
あたりまえのことをあたりまえにする。いたって簡単なことですが、実際に行うのはむずかしいことです。 |
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