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■三災は、仏教的宇宙観で、周期的に起こる宇宙規模の災害です。 ■三災は、三種類の災害、の意味で三災劫ともいいます。 |
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仏教では一つの世界が誕生し、成長し、寿命を終えて次の世界が誕生するまでの1サイクルを4段階に分けて四劫といいます。 ■成劫じょうこう 世界が成立する時代。 劫は時間の単位です。長さについては諸説があります。四つの期間は、それぞれ20劫ずつです。
住劫の期間に、人間の寿命は8万歳と10歳の間で、増減を繰り返します。 8万歳の寿命が、悪業あくごうのために100年毎に1歳ずつ減少し、10歳になるまでの期間を減劫といいます。反対に、100年毎に1歳ずつ増えて8万歳に戻るまでを増劫といいます。 増減1回で1劫です。住劫の期間は20劫ですが、最初の1劫は減少からはじまり、最後の1劫は増加で終わるので、繰返しとしては19回です。そして最初の減劫と最後の増劫は、時間が2倍かかるとされているので、時間の長さとしては全体で20劫になります。 減劫の時には、苦しむ人々を救うため仏様が出現し、増劫の時には四種の輪王が出現する、といわれています。
四劫の循環には大小の三災がある、とされています。 大の三災 壊劫の最後の期間に七つの日輪が現れて、大火災が起き初禅天以下が焼失します。火災が7回起こった後、水災が1回あり第二禅天以下が流されます。 この7火1水が7回起こった後、8回目は火災7回の次に風災が起き第三禅天以下が破壊され、壊劫は終わり空劫に移ります。 |
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