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■ 弁財天 べんざいてん

元はインドの古代神話に登場するサラスバティというインダス川の神様です。サラスバティは「水を持つもの」と訳されます。したがって池や川など水のある所にまつられます。

水の流れは、音楽やよどみないおしゃべりに結びつき、芸能の神様としても信仰されています。また弁財天は妙音天、美音天とも呼ばれることがあります。

姿は二臂のものと八臂のものがあります。二臂の場合は琵琶を持つことが多く、八臂の場合は、宝珠・宝棒・宝箭(矢)・宝刀・宝弓などを持っています。持ち物は時代や彫刻家の考えによって多少異なるようです。

二臂・八臂とは手の数のことです。姿にいろいろあるのは、宇賀神将の御利益(弁財を施す)が似ているため、混同されたのではないかと言われています。

近世では、「才」の字を「財」に改めて、金運のご利益を中心にしたところもあります。

※仏様の手を数えるときは臂(ひ)といいます。例えば顔が3つで手が6本のときは三面六臂といいます。

     ご真言
おん そらそばていえい そわか

七福神

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